ヤモの経過観察日記2

ヤモリ

2023.12~2024.4

後ろ足は徐々に悪くなってきている。右手の腫れは相変わらず。右足の腫れはひどくなっていて、左足はたまに動く様子。前回の記事を今読み返して、11月はジャンプができていたのか・・・と悲しくなった。ジャンプは失敗が増えて本人も飛ばなくなってしまった。後ろ足を少し前に持ってきて体をバネのようにして飛ぶのだが、前に持ってくる後ろ足で自分の体を踏んでしまうのだ。もちろん飛べない。考えてみればあの頃から少しずつ、体が思い通りに動かせなくなっていたのかもしれない。

手元のメモによると私は3月18日にヤモの後ろ足が完全に動かないと気づいたようだ。毎日一緒にいて世話をして見ているようで私はいつも手遅れになってから気づく。「後ろ足が動かない。前足だけで引きずってる。両足とも指にさわってもつかんでこない。今までで一番ひどい気がする。」(メモより)前足のみで匍匐前進していて、後ろ足(特に右足)の爪がキッチンペーパーに引っかかってしまうと前に進めなくなってしまう。3月22日の脱皮は後ろ足が動かず自分では脱げないのでほぼ手伝った。

少しずつ悪化しているようだが食欲はあって、2日に1回5口のレオパゲルと1日おきの整腸剤・カルシウム(3回に1回ビタミンも)入りのヨーグルトは食べてくれている。まあヨーグルトは私が無理やり口にくっつけているのをなめとっているだけだが。

それでも4月の始めに3日くらいウンチが出なかったのだ。今冷静に考えると私にとって適温でヤモにとっては寒い日とかがあったかなとも思えるのだが、当時の私はそんな冷静ではいられなかった。後ろ足が今までにないくらい動かないのだ。麻痺が足から下半身全体に広がって排泄に必要な部分が動かないのか?と恐ろしくなったのだ。

食べ物を食べて排泄するって生きる事の最低限の条件だ。それが出来ない=死である。慌てふためく私が調べて得られた結果は温浴だった。温浴にはいい思い出がない。ヤモがきて、2回目か3回目の脱皮で手の指の先に皮が残ったのでは?と心配になったことがあった。その時調べて温浴をさせてみたら暴れるしすぐに手によじ登ってくるしで、本当に一瞬お湯についた?くらいで終わった気がする。結局手の皮はなかったみたいだし、脱皮したてで元気だしで温浴なんてできなかったのだ。

でもやるしかない。いつも子どものマスクの漂白に使うたらいをキレイに洗って30度のお湯を張って開始した。ヤモは大人しくしてるけどさ・・・30度って水じゃない?ヤモを手にのせて自分の手をたらいにつけたけど、冷たいよ30度。平熱の差なのかな?私は体温奪われて寒いけど、外気温と同じ温度のヤモには温かいのかも。思いのほか大人しくしていてくれて温浴はできた。その翌朝に尿酸が落ちていたし、夜には大きめなウンチも出ていたのだ。良かった・・・。私が見た動画はトカゲだったけど温めると本当に出るんだと感動した。

それ以来、ヨーグルトをあげる前に温浴をしている。つまり2日に1回温浴。それを習慣にしてからは最低」でも3日に1回は出ている。連日出る時もある。ただ気になるのが、下痢気味又は下痢ってことだ。通常のヤモリのウンチって黒いウンチの上に白い尿酸がのってるんだが、おや??って時はうんちの中に尿酸が包まれてたり、ウンチを白い薄い柔らかな膜で包まれていたりする。今までヤモのウンチのにおいを感じたことがなかったのだが、下痢の時はとても強くにおいを感じる。

ちなみに漂白用のたらいで温浴は嫌なので温浴用のたらいを買ってきた。7~8年前に「お菓子を作れちゃう私になったら素敵!」と思い込んで購入した料理用の温度計も、とても役にたっている。ちなみにお菓子作りには一度も使っていない。甘酒作りに使ったくらいである。そして甘酒も飽きた。調理器具の引き出しの最奥に封印されていたのに今や一軍で大活躍だ。捨てなくて良かった・・・・。

4月の脱皮は私の休日だった。朝様子を見たら真っ白になっていたのだ。両手は自分で脱いだらしい。怒るかなと思ったけど手伝って全身きれいに脱げた。ちょうど全身の皮が浮いていて、水で濡らさなくても脱げた。タイミングがあえばこんなに楽なのかと思ってしまった。

脱皮以降は壁にも登れるが、基本は両手でしがみついているようだ。壁にいるなと思っても横から見ると後ろ足はプラーンてしている。本人としては壁にいられるとヤモリとしての自尊心が保たれるらしく上機嫌である。こちらとしては落下事故が心配なので控えていただきたいが嬉しそうなヤモを前にしたらそんなことは言えない。よく落ちて「ゴトっ」って音をたててるが、つかまれる場所にしがみついて動かない下半身を引きずってズルズル移動していたりする。たくましい限りである。寝付くまでにされると心配で気になって覗いてしまうし手を貸してしまうけど、私が寝ている時は自力で対処しているのだ。こんなに小さいのになんて健気で頑張り屋なんだろう。

そもそも慣れない私が手を貸すのは良くない。落下音を聞いて家をのぞいて、ひっくり返ったヤモを見る私は動揺しているし平常心ではないのだ。助け起こすつもりが邪魔してしまったようで3回くらい本気で怒られている。良かれと思って手を貸したつもりが、たぶんヤモの中ではひっくり返ったことも私のせいになってそうである。それでもやっぱり、ゴトっとかガタって音が聞こえるとのぞきに行ってしまう。

4月21日脱皮だったので5月2日現在も壁にいる。後ろ足は右の方が動きが悪い。温浴で温まると左は少し動かせるようだ。優しくなでると足の指を広げたりして動かしてくれる時もある。だが基本は匍匐前進で歩いている。ご飯はレオパゲルを2日に1回5口。途中で食べなくなったら無理強いはしない。3~4口の時もある。レオパゲルじゃない日に温浴とサプリ入ヨーグルトにしている。日に当てられる日は窓辺で熱中症に気をつけて日光浴をしている。以前使っていた松ぼっくりは劣化してささくれが危ないので、ダイソーのコルクのコースターを組み合わせて家に置いている。まあまあ気に入ってくれているようだ。

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