ウォンカとチョコレート工場のはじまりって知ってる?

やもい百貨店

ウォンカとチョコレート工場のはじまりhttps://w.wiki/BLda

2023年の年末に[ウォンカとチョコレート工場のはじまり]をみてきた感想よ。ずっと下書きのまま放置されていたわ。私も記事の存在を忘れてたわよ。2024年が終わる前にあげておくことにするわ。

突然歌から始まったから、もしや変な映画を選んじゃったかしら?と心配になったけど、ちゃんと素敵な映画だったわ。主人公のティモシー・シャラメがキレイなの。海外の俳優さん特有のいかつい感じもなく美しいってこういう人のためにある言葉なのねと惚れ惚れしたわ。Iオンの本屋さんには原作本も売られていたけれど今回は購入は見送ったわ。ストーリーも良かったけれど、これは映画で美しい役者さんが演じているからこその良さだと思うのよ。美しいダンスシーンや鮮やかな魔法のシーンが文章でどう表現されているのかは気になるけれど、読むのはもう少し余韻を味わってからでいいと思うの。ちなみに2024年9月30日現在購入はしていないし読んでもいないわ。余韻を味わってから読むなんて言ってたらダメね。こういう本の購入って勢いが大事だもの。時間の経過とともに迷いも大きくなっていくのよね。

映画の内容は登場人物が良い人と悪い人がはっきり区別されていてわかりやすかったわ。悪い人にも悲しい過去がなんて無駄な奥行きも後味の悪さもなく、悪役は悪役としてテンポよく話が進んでいくの。子どもも楽しかったみたい。私が行った映画館では観客も子どもたちが多かったわね。冬休みだからってのもあるでしょうけど。

以下ネタバレ注意よ。

ウォンカは世界一のチョコレートのお店を作るために、チョコレートの街にやってくるの。悪い人に騙され監禁され働かされるけれど、持ち前の賢さで切り抜けるわ。彼は字を読めないけれど機転の利く頭の良さがあるの。勉強ができるより、自分の好きな事、情熱を持てる事にのみ力を注いで苦手なことは周囲の人の力を借りて生きていく。得意なことや好きなことでお互いに助け合って生きていく。人間の正しい生き方はこれなのかもしれないわね。悪い人さえいなければだけど。私はつい、子どもが一人で困らず生きて行けるように、知らずに騙されてひどい目にあうことがないようにって考えちゃうわ。だから苦手なことにも逃げずに取り組めと言ってしまうの。それが子どもを追い詰めてしまうのよね。別に自分の苦手なことは得意な誰かに頼めばいいのだし、自分の得意なことで人を助けられるようになれば、一人で何でもできるようになる必要はないのよね。それが当然になれば、苦手や劣等感に押しつぶされて生きることが苦しくなってしまう人は少なくなるのでしょうね。

それでもウォンカは頑張って字を読む練習をして、最後には読めるようになっていたわ。字は読めたら楽しいことが増えるし(本が読めるもの)、騙される危険も回避できるわ。間違えてトラの檻に入って食い殺される心配もなくなるわね。この世界では字が読めるってことは生きていく最低限必要な知識なのかな。今の日本だってそうでしょうけど。

ウォンカが字が読めずに騙され契約させられ働かされているクリーニング店には字は読めるのによく読まずにサインしてしまった人たちが囚われていたわ。会計士に配管工に電話交換士にコメディアン。赤ちゃんの頃に拾われて育てられた女の子(ヌードル)も。立場も職業も様々な人達が協力して知恵を出し合い戦うのが良いのよ。終盤「みんなは自由になったのに、ヌードルはどうなっちゃうのよ?」とハラハラするとこもあったけど、ちゃんと戻ってきて助けてくれるわ。そりゃそうよね。仲間だもの。

主人公のウォンカはキレイなのび太くんみたいな人よ。(毎週のアニメのほうではなく映画のほうの)お人好しで優しくて騙されやすいけど、人の心を動かす勇気や強さがあるの。力を貸してくれる女の子のヌードルも、賢くて良い子よ。ウォンカに字を教えてくれるのも外へ連れ出してくれるのも彼女。夜の動物園のダンスシーンでの彼女の瞳の美しさにはティモシー・シャラメも煌びやかなイルミネーションもカラフルな風船も敵わないわ。そのくらい白目の白さが映えてキレイだったの。瞳の美しさにうっとりしたわ。

最後のお母さんからのメッセージ”大事なのはチョコレートではなく分かち合う人”ってメッセージはぼっちで生きる私の心を抉ったわ。この映画は良い話よ。でもね、本当に美味しい物ってね一人で食べてもおいしいのよ?空腹時のごはんやおやつ、週一のご褒美のキレートレモンだって一人でいただいてるけど、おいしいわよ。分かち合う人なんて必要かしらね。そこは理解できなかったわ。たしかにウォンカがラストシーンで形見のチョコを一人でチャムチャムしてたら絵面として微妙なのかもね。私は好きだけど。

見終わって子どもと話したのは、チョコが6個あってよかったねってこと。たぶんウォンカはいい人過ぎてさ、協力者が6人いて自分の分がなかったら自分は食べない気がするもの。お母さんが彼のために作ってくれたものなのに。だからちょうどいい数で良かったねと安心したの。

一番活躍してたのはウンパルンパではないかしら?たった4つのカカオ豆を持ち去ったことでウォンカが作ったチョコを盗み続けるのよ。話し合いには応じず(フライパンで殴られる)4つのカカオ豆を持ち去った罪を許されたければ1000倍にして返せとヤクザより怖いことを言ってくるわ。しかし主人公のピンチに駆けつけて助けてくれたりもするわけよ。(チョコレートを回収するまでは逃がさないということなんだけどね)最後は、こうして「チョコレート工場の秘密」につながるのねと思えるラストだったわ。

昔売ってたウォンカのチョコレートってもうないのね。高かったけど美味しかったのに。一枚500円くらいしなかったっけ。今売り出したら1000円超えそうね。”PLAZA”とか生活必需品は売らないタイプの若い子が集うお店に売ってたわよね。なんか板チョコ風の見た目で中にトロっとしたキャラメルソースっぽいものが入ってたと思うの。分かち合う友も家族もおらず、一人ガツガツ食べてたけど美味しかったわ。また売り出してくれないかしら・・・。

子どもはウォンカのカバンがほしいと言っていたわ。私はウンパルンパのカバンがほしいわ。開くと椅子になりリクライニングもできて、アイマスクもついてるのよ。すごすぎるわ。そしてそんな素晴らしいカバンも、命の危機が迫ればさっさと捨てて逃げる判断の早さも素晴らしいわよ。物に執着するな。大切なものを見失うなという教訓かしらね。その割にチョコにはとても執着しているんだけどね。

おいしそうなチョコやチョコによって狂ってしまった人が出てくるお話なので、観てると自分もチョコが食べたくなるわ。昔観た「ショコラ」って映画以来よ、この湧き上がるチョコ欲は。カルディや業務スーパーで甘いチョコを買ったけど、歯にしみるのよね。カカオ95%のチョコは歯にしみないから、糖分がしみるのかしら。怖いわ。それでもやっぱり、チョコは食べると幸せな気持ちになるわね。食べ過ぎないように気をつけて楽しむわ。

観てないなら絶対観たほうがいいわ。おススメよ。

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