★後ろ足を引きずって腕の力でほふく前進してる。
★壁から落ちてひっくり返ると、下半身が動かないから起き上がれない
ヤモがまずい状況です。足を引きずってるのは数日前からです。昨夜も引きずって歩いてました。下半身が動かない時もあれば、動いているんだけどヤモの意思から遅れるみたいで動きがぎこちない時がありました。壁を移動していて右の後ろ足が上手くはがれなくてオブオブしてるみたいな。

それが今朝は後ろ足に力が入らなくて、手の力だけで壁に登ったり床を歩いたりしていました。壁に登って落ちると仰向けになってしまい、摑まれるものがないと起き上がれないのです。愚かな私もさすがに気づきました。「これはやべえ・・」と。
仕事には行きましたがほぼ上の空です。本当は夕方まで仕事だったのですが、お昼で帰らせてもらいました。仕事中ずっと、「帰ったら死んでたらどうしよう」と考えていて、昨日届いたヤモの暖房付の家を新品未使用でメルカリに出品する自分の姿が浮かんでしまい、縁起でもないことを考えるなばっかもーんと延々ループしていました。
「小さくても家族だからね」と快く私を帰らせてくれた職場の人に感謝しつつ恐る恐る家に入ると「なんやお前帰ってきたんかー」と松ぼっくりから飛び出してくるヤモがいました。よかったぁ。本来寝てる時間に起こしてごめんねと言いながら30分くらい日光浴をしました。力は入らないものの、太陽の光を浴びるとヤモに生気が戻ってくるようです。それから考えました。

まず病院をどうするかです。住んでいる市内に爬虫類を診てくれる病院は2件あります。1件めは診てはくれます。でもヤモリのカルシウムサックの存在すら知らない医者に診せて意味あるかな?と思ってしまいます。手足の腫れは頑なに外傷だと言って消毒薬を出してくるし・・・。2件目は「こんなに小さい子に出来る治療は何もない。レントゲン撮っても骨が細くて写らないし血液検査で血を抜くこともできない。ショックで死んじゃうよ?生きて1年くらいだろうね。手の腫れは骨の代謝の異常かね?」と。言い方はあれだけど、言ってることは正しいと思います。現にこうしてヤモは命の危機をむかえているわけだし。市外に足をのばそうかとも考えましたがやめました。弱ったヤモと慣れない道を延々ドライブはきついです。そして診てくれる保証も医者が治してくれる保証もないからです。
孤独で愚かな私がたった一人頼れるグーグル先生に聞いてみました。しっぽの震え(痙攣でした)、足を引きずる、足が動かない・・・「くる病では?」と。前にくる病?となった時は、壁に登れなくなりました。だから調べるとすぐくる病と出てきて、どうすればいいのかもわかったのです。でも今回は右足の腫れ→しっぽの痙攣→右足の小指が浮く→右足をひきずる→後ろ足をひきずるという流れでした。壁は登れていました。以前くる病について調べた時、くる病はプラケースの壁を登れなくなって重症になると口が閉じなくなると書いてあったので油断していました。というかしっぽの痙攣を「震えてるのかな~求愛かな。猫の声が怖いのかな。」とか言ってた自分を殴りに行きたい。無知って本当に罪だと思います。前回は日光不足の自覚がありました。しかし今回は日光浴は出来ていると思います。以前から変わったことというと、スペシャルフードを混ぜたヨーグルトを食べさせるのをやめていました。あれ効果あったのかよ~。

調べてみると色々な人がニホンヤモリのくる病の治療をしていました。大体独自で方法を編みだしているようでした。やはり小さすぎて診てもらえる病院が少ないのでしょうね。ニホンヤモリは体が小さいから体調を崩すと亡くなるまであっという間なので飼うのが難しいみたいな記事もあったけど、飼い主とヤモリが諦めなければ治療はできるという記事もありました。私は後者を信じて頑張ってみます。夕方子どもが帰宅してからプレーンヨーグルトを買いに行きました。ヨーグルトにスペシャルフードとカルシウムパウダー、ビタミンパウダー、レオパゲルを混ぜて口元につけて舐めてもらいました。久々だったしヤモが動くので大変でした。目と鼻の穴に絶対つけないように、少しずつつけて舐めてもらいました。あと日光浴です。明日も明後日も仕事ですが昼休みは日光浴のために帰宅します。ガソリン代は2倍になりますがヤモの命に比べたら安いものです。
そして転んで起き上がれないのを防ぐため、2番目に小さい家に引っ越してもらいました。一回一番小さい家に引っ越させたら不満すぎて真っ黒になったのでやめました。落ちたところに摑まれるものがあれば自力で起き上がれます。そのため狭い家に大小の松ぼっくりを入れてすき間を小さくしてどこにでも摑まれるものがあるようにしました。まだ不満そうですが、足に力が入って歩けるようになるまでの我慢です。狭すぎて水の皿もごはん皿もおけません。水は壁全面に霧吹きするし、ごはんはしばらくはヨーグルトに混ぜた流動食とコオロギを放牧中にあげてみます。一人にしてしまう時間が4時間以内ならなんとか行ける気がします。寒くなる前に足が動くようになってほしいです。ヒーター付きの豪邸を使ってる姿が見たいのです。
獣医さんはネットの情報は嘘ばかりだから鵜呑みにするなと言っていました。でもニホンヤモリを診てくれるお医者さんはいないのです。頼れるお医者さんがいてくれたら心強いのですがね。診てくれる医者はいない、でも家族であるヤモリを助けたい、そんな状況下で自分達なりの治療法が生み出されるのでしょうね。それを公開してくださっている先人たちに感謝です。またしばらくヨーグルトと日光浴生活を続けてみます。手足の腫れはひかなくても、元気にワシワシ歩くヤモをまた見たいのです。私のこの記事も、困っている誰かの役にたてますように。

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