父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教えって本知ってる?

やもい書房

父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え

先月くらいに図書館で借りて読んだの。たしか発売されてすぐに購入したのよ。その時は途中で脱落したわ。自分が投資を始める前だったのもあって、途中からよくわからなくなって諦めたのよ。海外の投資信託の銘柄の名前がたくさん出てきて「???」で本を閉じたわ。当時の私は適当に読み飛ばすことができなかったのね。数年本棚で発酵させてからメルカリで1000円くらいで売ってしまった記憶があるわ。途中で挫折した本だから美品で、購入者さんは喜んでくれたわよ。

再度読もうと思った理由はインスタか広告に流れてきたからよ。それなりに読書を嗜むから本の広告はたまに流れてくるわ。ネットの広告っておもしろいわよね。「目の下 クマ 消えない」とか調べるとクマを切らずに除去する美容整形の広告ばかり流れてくるし。「白髪 薄毛 解消」とか「40代 痩せない」と検索すれば怪しげなサプリの広告が、「在宅ワーク」を検索するとウェブライターやプログラミングスクールの広告ばかり流れてくるの。まあいいのよ。関心があって調べたんだもの。スキップやスワイプすればいいことだしね。

ただ先月昼休みに仕事でわからなかったことを自分のスマホで検索したの。それからYouTubeの広告にパート先で使ってる訪問看護ソフトの広告が流れてくるようになったのよ。これだけは本当にやめてほしいわ。なぜ余暇を楽しんでいる最中に思い出したくもない仕事のソフトの広告を聞かされるのよ。時間が経って頻度は減ってきたけど、もう絶対に自分のスマホで仕事関連の調べ物はしないと決めたわ。

あぁ話がそれたわね。長々広告の話をしておいてなんだけど、私は本の広告を見てすぐに購入するのはやめたのよ。広告は実際、本を購入してもらうためのものでしょう。それだけ見ると本当に面白そうなの。実用書なんてさ、それを読んで自分がアップデートされた姿を想像して買うわよね。届いて読んでみると、「思ったより難しい」「文章が頭に入ってこない」「んなこともう知っとるわ」「君何言ってんの?」と様々な理由で読まなくなるの。いや、ぼろくそにこき下ろしてるけどね、ページを開かれただけ恵まれてるのよ。酷いと開くこともなく放置されてるんだもの。

うーん・・・。すべては扱う私側の問題なのよね。でもそんな自分が本と上手く付き合うために使っているのが図書館と試し読みなの。図書館にはすべての本があるわけではないし、人気の本は一年以上待たされるわ。待ってる間に興味を失えばそれまで。縁がなかったのよ。そして借りて読んで満足って時もあれば、絶対手元に置いておきたい!って時もある。後者の場合だけ購入しているわ。おかげで自分にあわない本を買って後悔することが減ったわ。

困るのは市立図書館にない時よ。私の拠点の県立図書館の検索システムが改悪されてしまってね。それまでは新しい本でなければ県内の違う図書館の蔵書が検索できたし貸し出してもらえたのに悲しいわ。今でも貸し出しはしてくれるけど検索できないんだから探しようがないのよ。メソメソしてても仕方ないからそういう時は電子書籍の試し読みを読んでみてるわ。作者の文章が受け入れられるか断固拒否かくらいは判別できるもの。たまにケチって目次しか見せてくれない時もあるんだけどね。私だって買うに値する本かを見極めるのに必死だし、買わせれば勝確な出版社は粗を見せないように必死だし、ケチとケチの戦いなのね。当事者の私がいう事ではないけどこの戦いは美しくないわね。

またまた話が逸れたわ。父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教えの感想はね、良いこと聞いたって思ったわよ。海外の投資信託名がげんなりするけど、そこは私は読み飛ばしてしまったわ。私なりにこの本から吸収できたことは「暮らしをシンプルにして節約して、浮いたお金で手数料の安い投資信託を買いなさい。自分のお金のことを一番に考えてくれるのは自分だけ。どんなに優れた投資家でも市場の成長には敵わない。だから個別株に投資して結果を出してるバフェット様はすごいんだよ。一般人には無理だから分散投資ができる投資信託がいいよ。」ってことだったわ。正確な意図からはズレてるかもしれないけど、この解釈で傾向としてはあってると思うわ。若い頃から始めれば私くらいの年齢で自由になれるんだろうけどね。自由を手に入れたいって思って今から読んですぐに自由になれるわけではないわ。でも自分のお金や時間や人生を守るために必要なことが書かれてるの。本多静六さんと横山光昭さんを欧米な感じにしたらこの人になりそうよ。たぶん。

無駄遣いをやめて節約を心掛ける事、小さなリスクをとって年月を味方にしてリターンを得る事。書いてあることは大体かぶるわね。でも一つの事柄について何冊かの本を読み様々な切り口から考える事で理解はさらに深まるはずよ。ただ読む前に、ネット証券の証券口座を開設しておくことね。勉強してから開設なんてしてたらいつまでたっても人間はやらないわ。最初読んだ時に脱落した理由はおそらく、私が当事者じゃなかったからよ。私は自分から遠すぎることを自分事として受け取ることが苦手なのよね。想像力には限界があるというか・・・でも今の私はささやかな資産を運用する投資家よ。だからこそ本の内容を自分事として吸収できるの。お金や経済の知識を何も身につけることなく成長して社会に出てきた私には、とても役立つ本だったわよ。読んでみることをおススメするわ。

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