ブックカバーの話

旅行前に読み終わった「青い城」が面白くて、読むのが遅い私が一日で読み終わりました。これは良い読書の流れにはまったかもしれないので、次の本を選ぼうと思い、迷ったあげくに「失われたものたちの本」ジョン・コナリーを読み始めました。まだ序盤ですが、なんだか主人公のデイヴィッドが気の毒な感じです。大好きなお母さんを失わないための彼なりの努力が悲しいのです。すべては彼が勝手に思い込んだおまじないのようなもので、母親を助けることはできない無駄なものだったのです。でも勝ち目がない難しいことに巻き込まれたら、自分が無力であればあるほどに願掛けやおまじないにのめり込んでしまうのでしょう。主人公もお母さんもお父さんも、継母のローズも今のところ悪い人や嫌な人はいないんです。お医者さんはあまりいい人に思えませんでしたけど・・・環境や境遇のみでここまで不憫な主人公もいるのかと思いました。続きを読むのが楽しみです。

本当はこの前買ってきた「ドン・キホーテ」か「ハックルベリー・フィンの冒険」を読みたかったのですが、ブックカバーがないのです。文庫本用のブックカバーは持っているのですが、それ以外の大きさのは持っていません。会社の昼休みに読むのに持ち歩くと本の傷みが気になります。紙のカバーはないよりはマシって強度だし、布でできた長持ちして本を守ってくれそうなブックカバーがほしいのです。いいのがあったら買おうかな~と思います。

その点図書館で借りた本てビニール貼ってあるから傷や汚れが付きづらくていいですよね。たくさんの人の手に渡る前提だから自分の本と比べるのもおかしな話ですが。しかし自分の本にそこまでする根気も器用さもないので諦めます。紙の本て置き場所に困るし放置しておくとホコリもつくし絶対電子書籍の方が便利ですよね。だけどやっぱり紙の本が好きなんです。読んでいる時の手の感触や、本棚に並べられている時の姿も好きです。うちの家族に読書する人間はいないので私が死んだらすべて資源ごみに出されてしまいそうで怖いです。ちなみにこちらの私愛用のブックカバーは20年くらい前のプレゼントでもらったものです。私、物持ち良すぎますよね。

柄もかわいくてお気に入りなのでまだまだ働いてもらいます。

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