坂下仁さんの本よ。この人の本は2冊目ね。内容としてざっくり書くと、夢やら理想やら思いやら考えやら、他にもモヤモヤや愚痴なんかの頭の中でこんがらがってる色んなことを全部ふせんにどんどん書いて考えをまとめていくって感じかしらね。
例をあげれば、私はどうしたいかなんて「お金がほしい」一択なの。なぜか?安心して暮らしたいからね。結婚してからずっとお金の不安と隣り合わせだったわ。夫は私とお金の話はしたがらないので私は彼の年収も何も知らないわ。妊娠してから貯金なんてほとんどないって話を聞いて不安なマタニティライフだったわ。精神的に不安定で体調も最悪だったのよ。夫の転勤で地方に引っ越して仕事も辞めてしまったし更に単身赴任になって生活費倍増するし、明らかに足りないのに「頑張って働いてるんだからお金ないとか言うな」ってキレるし。パート始めて数か月後くらいかしらね。体調悪い子どもに一緒に出かけようってしつこく誘って断られて「もう二度と帰ってこないからな!」って赴任先に帰宅して、翌週普通に帰ってきたわ。このやり取りはお決まりだから気にしてなかったの。私たちが自分の思い通りにならないと「もう帰ってこない!」って怒るのよ。脅しになると思ってるのが本人だけなのが笑えるんだけどね。ただこの時はその翌月から給料の振り込み口座を変えやがったのよ。
以来ずっとそのまんまよ。中学の入学にかかった費用だって全額は払ってくれなかったし。昨年12月に退職してからは6万円(夫の県民共済・子どもの学費、給食費・習い事の費用)の振り込みすらなくなったわ。2回くらい20万円ずつ振り込んできたけどそれも夏前に途絶えたわ。なんだかねぇ。養っていただいていた10年間、感謝してるわよ。働いてなかったおかげで子どものかわいい姿を独り占めできたもの。でもその10年間私は自分のすべてを捧げて子どもを育ててきたのよ?さすがにあんまりな仕打ちじゃない?
夫と子どもは、夫が子どもに本人専用のタブレットをあげて仲直りよ。そのタブレットのせいで成績ガタ落ちなんだけどね。「塾に行かせてあげればいいじゃない」っていうけど費用を払う気はないらしいわ。なんなのかしら、この男。子どもにお金の心配をさせたくない一心で自分の貯金を崩してたけど、それも良くなかったのね。危機感がないから勉強しないしね。私と夫はケンかなんかしないわ。でも挨拶も会話もしないの。子どもとしては両親なんだから仲良くなれるならしてほしいんですって。子どもの立場なら当然の願いよね。でもショックだったわ。この家で困窮しているのって私一人だけなのね。ほしい物が買えないのは昔からよ。必要な物すら買うのをためらってるのよ。なんかバカバカしくなっちゃったの。子どもに夫を嫌いになってほしいわけではないけど、楽しそうにされると、その親子関係は私を踏みつけて成り立ってるって気づいてる?と聞きたくなるわ。
夫は給料を独り占めしてから新しい車を買って趣味のボーリングの道具を買って自分専用パソコン新調して毎日ゲームとアニメ三昧よ。人生楽しそうで羨ましいわ。別にいいのよ。人生は楽しむためにあるんだもの。ただ私はパート代で家族の食費日用品費、教育費を賄って家事と仕事に追われてる。お金にも時間にも気持ちにも余裕がないの。人生を楽しむ?なにそれおいしいの?状態よ。一つ屋根の下に暮らしていてこの格差はなんなの?
昔から夫は大嫌いよ。理由は私を大切にしてくれないからね。夫に必要なのは家族という名前のサンドバッグと人形よ。今よく考えて、私がこれから夫を大切に思えるか?と問われたらとても難しいわ。無関心までは行ってないわね。憎しみの方がまだ強いもの。自立して経済的に余裕を持てたら無関心になれる気がするのよね。毎日誰かにいなくなってほしい、自分の前から消えてほしいって思いながら生活するのって心が病んでくるわよ。夫の声や夫の出す物音にイライラするの。荒んでるわね。
昨夜本を読み終えて、ふせんにひたすら自分の心に溜まってるモヤモヤを書きだしたの。その結果が上記よ。愛憎入り混じることなく、憎しみ一色なことがわかってすっきりしたわ。そして今のこの状況は自分の責任なのよね。結婚という選択をした時点で私は一方的な被害者ではないの。別れるチャンスはあったもの。結婚前から違和感はあったの。でも結婚したくて無視したわ。一生独身でいることが怖かったの。話しあいする気がないと言われた時点で離婚してたらとか、育休明けに復帰してれば仕事を失わずこんなみじめな思いをしなかったのにとか、給料の振込口座変更された時点で離婚してればとか、そもそも結婚しなければよかったとか。私はずーっと、問題を先延ばしにして後悔してきたのね。今のままだと5年後に、子どもが高校卒業した時点で離婚してれば・・・10年後に子どもが独り立ちした時点で離婚してれば・・・が加わること確定よ!そんなの絶対に嫌だわ。
この際離婚でも別居でもどっちでもいいわ。夫に添い遂げたい方がいるならどうぞお幸せにって身を引くし、体裁がというなら籍はどうでもいいわ。再婚なんてするなら死んだ方がマシよ。結婚なんて二度とごめんだわ。現時点で夫がいなくなって困るのは住むところとお金とゴキブリが出たときね。単身赴任中は私が戦っていたんだから虫は何とかなるわ。問題は住まいとお金ね。同居してても別居を考えてもお金に悩まされるなんて嫌だもの。絶対に経済的に自立するわよ。もう貯金を切り崩すのをやめるわ。無理して一汁三菜とか考えなくてもいいと思うことにするわ。栄養バランスだけ何とかなれば、見た目さみしいかな?とか足りないかな?なんて気にしないことにするわね。私がデブの大食いだからつい食卓のさみしさに心奪われがちだけど、健康にもダイエットにも良いかもしれないわ。節約しながら稼ぐ金額も増やせるようにがんばるわ。
↑というふうにね、ふせんに書くと考えがまとまってくるのよ。頭だけで考えていると上手くまとまらず進みも戻りもできずになりがちでしょう?かといってノートに書くかっていざノート開くと何も書けなかったりしがちじゃない?ノートに書くときには頭で構想を練って順序立てて書こうとするわけだし。それがまとまらず、結局書けないの。頭で考えをまとめるって難しいのよね。堂々巡りになりやすいし。ふせんは小さいから書けるのは一言よね。「ヤモといつまでも一緒」「東京に住む」「健康に長生きする」「安心して暮らす」「楽しい仕事をする」「幸せになる」「いつまでも若々しい人でいる」とね・・・頭に浮かんだものをどんどん書いていくの。正解不正解も良いも悪いもないから、とにかく書くのよ。書いたふせんを机に貼りなおして考えていくと考えも気持ちも整理されてモヤモヤが薄れるのがわかると思うわ。正直本を読んでいた時点では「そんなんでうまくいくなら成功が確約された人生なんだよ」って思ってたけど、やってみると全然違うわよ。私は何より、15年間溜め込んだ気持ちの正体がわかってスッキリしたわ。愚痴だって悪口だって文句だってふせんに書いていいのよ。自分しか読まないのだから罵倒だって呪詛だって書いて大丈夫。私は100枚なんて一瞬で終わったわよ。それで気分がすっきりしたら捨ててもいいし、考えを整理して自身の課題にしてもいいの。
今の時点で私のやりたいことはまだ見つかってないんだけどね。自宅でヤモと一緒にいて働ける仕事を探しているわ。坂下仁さんはとても家族を大切に考えている人よ。家族=無条件に大事って考え方は私にはあわないけど、この本はとても為になったわ。本の中に愚痴や悪口を溜め込むのは体にも心にも良くないけど、他人に聞かせるのは毒や排泄物を相手にぶつけるのと同じ行為って書いてあって反省したわ。上の文章を読んで不快になった方がいたら申し訳ないけど、読んで変われたことをどうしても書きたかったのよ。と同時に職場で私に愚痴ばかりいってくるおばさんがウンコ投げつけてくるゴリラに思えて笑ってしまったわ。モヤってる人には特におススメよ。ぜひご自分で読んでみてちょうだいね。
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